ABOUT UAZ

モスクワから900km弱東へに位置するシンビルスクはレーニンが生まれた町として知られています。レーニンの本名はウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフであることから、現在シンビルスクはウリヤノフスクと呼ばれています。UAZはウリヤノフスクに本拠を置く自動車メーカーです。

UAZは軍事用車両の生産からスタートし、1958年には一般向けのトラックやバンの生産を開始します。1961年にはバンをベースにした救急車UAZ-450Aが発表されました。その後カーゴトラックタイプやマイクロバスタイプが開発され、一時はハイドロサスペンションを採用して乗り心地を向上させたプロトタイプモデルUAZ452GPの開発も行っていましたが、構造が複雑過ぎるとの理由でソビエト赤軍に却下されたそうです。

ソ連崩壊後のUAZはソ連時代に生産されていた時に比べてコスト削減等による品質低下が問題になりましたが、2004年にロシアの鉄鋼大手セベルスタリのグループ企業がUAZを買収。セベルスタリ自動車の傘下となったUAZは、2006年にはいすゞ自動車と小型トラック”エルフ”のノックダウン生産も開始しています。

セベルスタリ自動車はその後社名がソラーズに変わり、2017年上半期はUAZの新型車「パトリオット」の販売が好調で大幅な増益を達成しています。

日本にもキャブオーバー型バンタイプのUAZ-3909等が輸入されていましたが、排ガス規制の関係で2012年以降は輸入がストップしていました。2017年にUAZ-2206の輸入販売を弊社（株式会社オートリーゼン）が開始しました。